2020年12月16日水曜日

今日はベートーヴェンの誕生日

 ピアノを練習しています。

今年、5月29日から今日まで一日も休まずに練習出来たことは信じられないことで、ただ神様に感謝だ。


白内障の手術の日も、手が痛くて片手だけの日も、一日10分しか出来ない時も、でもだいたい一時間練習した。

まずピアノの椅子に座る意欲がなくて、自分との闘いがあった。

そうやって一日の終わりにカレンダーにピアノを弾けたというPの文字を書き込み、日付に斜めの線を入れると「今日もできた!」

という達成感が湧く。


きっかけはジャズピアニストの小曽根真さん。

「Welcome to our Living Room」というコロナの為にライブ配信をしていらしたのを聴いた時、体の内側から解放されてゆき、幸福になり、

自分ではない誰かに優しくしたくなってきた。

新鮮で素敵な体験だった。

そこで私も頑張ってみようと思ったのだ。


はじめはごく優しい曲一曲弾けるようになるのに数か月かかった。

今でも弾いても弾いても少しも進んでいないかに見える。

まるで金箔を一枚づつめくっていくような進み方だ。

でも必ず弾ける日が来ると信じてやっている。


私の家は住宅地にあり、音にかなり気を使っていた為、電子ピアノを買ってもらった。

主に練習はこの「CORG C1 AIR」を使って1日3時間、夜でも練習出来るようになったのはありがたい。

大切な部分や仕上げにピアノを弾いている。


電子ピアノはとても便利、タッチもやや軽く、気軽に練習に向かえるのが良い。

しかし本物のピアノの音色にはどうしたってかなわないのである。

この違い、まったく別のものだ!

私は改めてピアノの素晴らしさに目を見張った。



今年はベートーヴェン生誕250周年、そして今日、12月16日はベートーヴェンの誕生日。

今ちょうど、ベートーヴェンのソナタ№20を練習している。

第二楽章の左手の小さなフレーズ、手の震えからか、何千回練習してもいまだに弾けないでいる。あー・・・。

でもうまくいかないこともあるが、諦めたくないのである。


ベートヴェンを弾いていると思うと身が引き締まる思いがする。

何より嬉しい!


夜は手のマッサージが欠かせない。

今日も頑張ってくれてありがとう。

神様、今日も手を守って下さりありがとうございます。

また明日も弾けるようにしてください。




アルフレート・ブレンデル ベートーヴェン ピアノソナタ №20

2020年12月5日土曜日

ピアノの調律をした。

 29年間してあげられなかったピアノの調律をした。

音がとても下がっており、タッチも重い。

私は薬の副作用からくる手の震えがあるのに加え、経年の手の痛みのため、

それに寄り添ってくれるようにタッチを軽くしてもらった。

調律師さんてすごいなあ

どうもありがとうございます。

今までの悩みがだいぶ解消した。

よみがえったピアノ!こんなにも違うとは。


まるで清流をくぐりぬけてきたかのように瑞々しい音色がした。

心躍るようだ。


2020年4月2日木曜日

モダンタイムス

ブログは久しぶりになります。

皆様はご無事でしょうか?

私は昨年の12月に引越しをして以来、完全に体調を崩していました。

ひどく疲れるのです。



社会風刺を利かせたチャールズ・チャップリンのサイレント映画「モダンタイムス」を観ました。

チャップリンの人間愛がにじみ出た笑いが、こんなご時世には見たくなります。

それにしてもチャップリンのあのおかしな動きは実にチャーミングだと思います。

ああ、マイケルジャクソンのはしりのようなダンスもありました。

そしてチャップリンの生の歌声!



美しい美しい「Smile」が流れて、ポーレット・ゴダードと二人で長い道を歩いていくラストシーンは感動的で心に残りました。






Smile歌詞:和訳
Smileの素敵な日本語訳を書いている方がいらっしゃったので、リンクを貼らせていただきますね。