2012年8月7日火曜日

アル坊や

   アル坊や      

 
主人が一日の仕事を終えて帰宅して、


まっさきにお風呂に入っている私の所に来ました。

    ドアを開けて、バスマットの上に ポン! と放ったもの、


     それを一目見たとき、私の心は決まりました。




   その日の日中、牧場で働いている主人から、


    デンワがかかってきました。

「 朝から事務所の前に子猫がいるんだ、このまま置いていったらキツネに
  
食べられてしまうよ、どうしようか? 」


「 そうね、ひとまず、家に連れてきたら? 」



   それが忘れもしない昨年の今日だったんです。


8月7日は北海道では七夕なので、彦星のアルタイルから


「アル」と名付けました。



人なつっこくて、いじけたところや、いじわるなところがぜんぜんありません。

「いっしょにあそんでェ」って


10才になる、お姉さん姉妹のマロンとミトンに

無邪気に飛びついていくのですが・・・・・

お姉さんたちは、この子がなんで家にいるの ? とけげんそうです。


遊んであげてよ


生まれて1ヶ月のアルは、お母さんのおっぱいを恋しがって、老犬


ローズのおなかをまさぐって 無心に吸いながら寝てしまうのでした。


ヨチヨチ歩きで、ミーミー泣いて、「てのりーず」(手の上に乗ってしまうほ


ど、ちっちゃい猫ちゃん)だったアル坊や

お友達が「 大きくなりますよ 」って言ったんです。

  
「 エッ!私のアル坊やが大きくなるなんて 」


でも、どうでしょう、1年でこんなに凛々しくなりました。






まだまだ子供っぽい仕草で、無邪気そのものです。

1日中、外で遊んで、青草の良いにおいを身にまとっています。

だっこして、揺すっていると、スヤスヤ眠ってしまいます。


この1年間で、愛くるしいアルの想い出が、いっぱいになりました。



  「神様、アルをくださって本当にありがとうございました!」





アンティーク パストラーレ
http://antique-pastorale.com


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